「 Alternative 」に関する記事一覧(75件)

DISC REVIEW

2016年11月30日

和製オルタナの第一人者、ポップに褪せた日々を描く

dipSUPERLOVERS IN THE SUN日本のオルタナティヴ・ロックバンド、dipの1997年発売のシングル。切れ味の鋭い轟音サウンドで日本のオルタナティヴロックを牽引してきた彼らだが、この時期はどちらかというと攻撃性や轟音は息を潜め、空虚...

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2016年11月17日

ニヒルなサイケデリック、鮮烈な脳内ループへ

ハシグチカナデリヤその名はハシグチカナデリヤ2017年1月にメジャーデビューが決定した、ハシグチカナデリヤのインディーズ1stアルバム。ループマシンを巧みに利用した重厚でサイケデリックで切れ味が鋭いサウンドと、独特の色気を放つ歌声、佇まいが特徴...

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2016年10月26日

閃光ライオットの最終兵器、雑多な地下ネガティブ・ポップ

挫・人間非現実派宣言閃光ライオット2009の決勝進出者の状況はこの7年間で大きく動いている。GLIM SPANKYの活躍は目まぐるしい一方で、優勝したSHIT HAPPENINGやThe SALOVERS、Bob is ...

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2016年7月28日

退廃と幻想の中間点、静と動の呼吸音を

CONDOR44db日本のオルタナティヴ・ロックバンド、CONDOR44の2ndアルバム。ジャパニーズオルタナの総本山とも言えるUK.PROJECTからのリリース。時に切れ味鋭い轟音ギターで疾走し、時には浮遊感全開のギタ...

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2016年7月1日

朝、静かに息を始める街を、二編の詩で紡ぐ

ベランダ最後のうた / 朝 朝もやの漂う、まだ空気の冷たい青白い、そんなどこかにある街の早朝。そういう情景が思い浮かぶ歌だ。朝の早い家の窓には灯りがともり、ぽつりぽつりと朝食の支度が音になって聞こえてくるように、少しずつ色がつ...

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2016年6月17日

隣人の衣摺れも途絶えた夜更け、一人口ずさむ夜の始まり

Now, NowNeighbors   僕がこの曲に脳天を撃ち抜かれたのは一昨年の秋だっただろうか。憂いの感情が言語化され、発されているような感覚を覚えるセンシティブでダウナーな歌声、ドライでバシャッとしたスネアの音が特徴的...

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2016年6月10日

耳窩に残る金属質の傷跡には、確かな温度感があった。

caroline rocks白い空気とカーディガンと頭痛 鋭利でキンキンとした鳴りのギターと中性的なミッド~ハイトーンボーカル。支える強靭なリズム隊とメロディアスなギターが白色の鳴りはそのままに、そこに幅のある色調を加えていく。 2005年結成。2012年...

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2016年5月27日

芽吹く意志の数々は、吹き抜ける風に明日を託す

GueCharacter京都発、4ピースギターロック、オルタナバンドGueの、セカンドリリースとなる音源、”Character”が5月22日のレコ発企画を持ってリリースされた。 2015年、3月に未だ音源となっていなかった、...

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2016年5月11日

プログレッシヴに動顚する狂気、緋色の地下室で

惑星アブノーマル何でも無い凶器日本の二人組ユニット、惑星アブノーマルの1stミニアルバム。いろいろな一面を持つ彼女たちであるが、このアルバムはその中でも狂気的な一面を切り取っており、コンセプトアルバムと言ってもいいかもしれない。ボ...

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2016年3月27日

北欧音楽シーンの一角を担う、オルタナティブミュージック

KentVerkligen #3 “Gravitaion”という楽曲。スウェーデンを代表する、オルタナティブ・バンドKent。今回のレビューは96年リリースの2ndアルバムだ。   先日、スウ...

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