「 Japan 」に関する記事一覧(255件)

DISC REVIEW

2016年7月7日

早足で駆け抜けた12年、フーバーオーバーの終着点は

フーバーオーバー夜明けの晩日本のポップロックバンド、フーバーオーバー6枚目のフルアルバムにしてラストアルバム。「ひねくれPOP’N’ROCKバンド」を自称し、早口ボーカルやチャキチャキとした小気味いいギ...

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2016年7月1日

朝、静かに息を始める街を、二編の詩で紡ぐ

ベランダ最後のうた / 朝 朝もやの漂う、まだ空気の冷たい青白い、そんなどこかにある街の早朝。そういう情景が思い浮かぶ歌だ。朝の早い家の窓には灯りがともり、ぽつりぽつりと朝食の支度が音になって聞こえてくるように、少しずつ色がつ...

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2016年6月29日

過ぎ去りし虚無を再び迎え撃つ時、音楽はどこまで蒼然と居られるか

my exhomework京都のインディー・ロックバンド、my exの1stアルバム。エモやパワーポップ、オルタナにシューゲイザーといったジャンルに影響を受けた清涼感のあるサウンドながら、ナードなルーザー気質から来るふらふら感...

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2016年6月25日

熟れて落ちた果実は、異形の芽吹きに強張る

明日の叙景過誤の鳥2015年結成、秋葉原の5人組バンド、明日の叙景。彼らの音像は、近年ハードコア界隈を中心に見られる、ポストブラック、シューゲブラック、あるいはネオクラスト等の他ジャンルとのクロスオーバー化の渦中で光る...

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2016年6月23日

アンダーグラウンドを突き抜けた先、彼女の有名はどう光るのか?

大森靖子TOKYO BLACK HOLE「激情系シンガーソングライター」などと称される大森靖子のメジャー2ndアルバム。激情系と言っても、ただただその感情を無軌道にぶちまけ続けるわけではない。彼女が多感な時期に親しんだであろうJ-POPをベ...

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2016年6月10日

耳窩に残る金属質の傷跡には、確かな温度感があった。

caroline rocks白い空気とカーディガンと頭痛 鋭利でキンキンとした鳴りのギターと中性的なミッド~ハイトーンボーカル。支える強靭なリズム隊とメロディアスなギターが白色の鳴りはそのままに、そこに幅のある色調を加えていく。 2005年結成。2012年...

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都会のダンスフロアをしなやかな衝撃で揺らすミニマルJ-POP

CICADALoud Colors2012年結成にして、2016年冬にはメジャーデビューも決定しているJ-POPバンド、CICADA。最近ではラッパーのGOMESSとのコラボ曲なども話題に。 ホップやR&Bを軸に、Elect...

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2016年6月3日

荒さすら泣けるノイジーツインボーカルギターポップ

Marble Guitar CaseClover e.p日本のインディーロックバンド、marble guitar caseの1998年発売のe.p。男女ツインボーカルスタイルとシューゲイザー、オルタナの影響を受けた歪んだギターサウンドが心地よい。この時期の...

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2016年5月27日

芽吹く意志の数々は、吹き抜ける風に明日を託す

GueCharacter京都発、4ピースギターロック、オルタナバンドGueの、セカンドリリースとなる音源、”Character”が5月22日のレコ発企画を持ってリリースされた。 2015年、3月に未だ音源となっていなかった、...

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2016年5月26日

優雅な休日のためのサウンドトラック

SWINGING POPSICLESWINGING POPSICLE日本のインディーポップバンド、SWINGING POPSICLEの1stアルバム。1995年結成ながら現在も活動を続ける息の長いバンドである。1stアルバムながら若さはあまり感じさせず、聞かせてくれる...

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