「 Alternative 」に関する記事一覧(142件)

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2016年10月26日

閃光ライオットの最終兵器、雑多な地下ネガティブ・ポップ

挫・人間非現実派宣言閃光ライオット2009の決勝進出者の状況はこの7年間で大きく動いている。GLIM SPANKYの活躍は目まぐるしい一方で、優勝したSHIT HAPPENINGやThe SALOVERS、Bob is ...

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2016年10月21日

ノイジーに叫ぶ陰影からは、鬱屈したヒステリックが染み出す

sassya-non communication2012年結成。アグレッシブなジャンク・フレーズに日々の鬱屈、屈折、怒りのこもった言葉の羅列が連なる、東京のノイジージャンク・オルタナトリオsassya-の1stフルアルバム。結成から3年で2枚のEP...

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2016年9月14日

垢抜けないメロディで綴る、千鳥足の白昼夢

Sarah Bethe NelsonFast Moving Cloudsサンフランシスコの女性シンガーソングライター、Sarah Bethe Nelsonのデビューアルバム。シンプルかつサイケデリックで平熱な楽曲に、60’sPOPSのような垢抜けない切ないメロ...

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2016年9月2日

ビロードの尾を引き踊る、黒き金剛石に覗く割れ目

Lillies and Remainspart of graceバンド名はBauhausの曲名から。クールかつ妖艶。泣く子も黙る漆黒のジャパニーズポストパンク、Lillies and Remainsの現在へ続く始まりとも言える1stアルバム。僕がこのアルバムを手に...

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2016年8月14日

超硬度のアンサンブルで削り出す、彫像に宿る眼光の鋭角

VacantVACANT島国日本のセンターポジション名古屋の、アンダーグラウンド=裏栄から満を持して登場する3ピース硬質オルタナティブ、Vacantの1st album。Shellacはもちろん、Shiner、Failure...

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2016年8月5日

震えるガラスの瞳が見つめる、内向きの血潮の赤

Frightened RabbitPainting Of A Panic Attackイギリスはグラスゴーの5人組インディ・フォークバンド、Frightened Rabbitの通算5枚目となるアルバム。グラスゴーはFranz FerdinandやTravis, あるいはMogwaiの生...

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2016年7月28日

退廃と幻想の中間点、静と動の呼吸音を

CONDOR44db日本のオルタナティヴ・ロックバンド、CONDOR44の2ndアルバム。ジャパニーズオルタナの総本山とも言えるUK.PROJECTからのリリース。時に切れ味鋭い轟音ギターで疾走し、時には浮遊感全開のギタ...

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2016年7月22日

きらめく蛍光はぽつぽつと、燐光が蒼い残像を引いて

川秋沙 (Goosander)人造沙洲 (Artificial Shoal)台北の4人組、ドリームポップ、川秋沙の2nd。川秋沙は日本語ではカワアイサと読むカモの仲間で、冬の渡り鳥として知られ、台湾にも時々迷い鳥として飛来することがあるとのことだ。迷い鳥の名前を自身らに冠した...

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2016年7月1日

朝、静かに息を始める街を、二編の詩で紡ぐ

ベランダ最後のうた / 朝 朝もやの漂う、まだ空気の冷たい青白い、そんなどこかにある街の早朝。そういう情景が思い浮かぶ歌だ。朝の早い家の窓には灯りがともり、ぽつりぽつりと朝食の支度が音になって聞こえてくるように、少しずつ色がつ...

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2016年6月29日

過ぎ去りし虚無を再び迎え撃つ時、音楽はどこまで蒼然と居られるか

my exhomework京都のインディー・ロックバンド、my exの1stアルバム。エモやパワーポップ、オルタナにシューゲイザーといったジャンルに影響を受けた清涼感のあるサウンドながら、ナードなルーザー気質から来るふらふら感...

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