「 Alternative 」に関する記事一覧(143件)

DISC REVIEW

2017年3月17日

濃紺のメロディに差す、群青色の憧憬と焦燥

The CheseraseraWHATEVER WILL BE, WILL BEThe Cheserasera。東京で活動するスリーピースバンドである。バンド名の由来は言うまでもなく、スペイン語の「Que Sera Sera」であり、曲と合わせて日本人とはいえどもほとんどの人が知...

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2017年3月10日

疾走の中に寂寞が宿る歌、ソリッドな衝動の果てへ

FOX LOCO PHANTOMPUBLIC EYE東京の5人組、FOX LOCO PHANTOMの2009年発売の3rd mini album。切れ味抜群のオルタナティヴなロックンロールを得意としている彼らだが、このアルバムはタワーレコード限定版とい...

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2017年2月24日

感情を隠す、ノイズにひそめる言葉遊びの尾びれを掴め

Climb The Mindチャンネル3前作、つまり前アルバムである”ほぞ”は2010年10月10日発売。そこからおおよそ6年半、出るのか出ないのかとリスナーを存分にやきもきさせる時間だっただろう。名古屋から世界に向...

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2017年2月17日

ウェットなエモーションを掻き立てる、ポップパンク由来のオルタナアルバム

SHAKALABBITSCRIMSON SQUARESHAKALABBITSの2005年発売の3rdアルバム。スカパンクバンドとしてデビューした彼女たち。ちょうど2000年代初頭の青春パンク、スカブームの波に乗っかり(175Rとのコラボシングルも経て)...

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2017年2月3日

頬を刺す北の風と、初春に焼け付く歌う叙情

Sore EyelidsSore Eyelids もしかしたらギターの音で既にピンときている人もいるのではないだろうか。本日のレビューはSore Eyelids。泣く子も黙る北欧激情最高峰、Suis La LuneのGt/Vo. Henningのサ...

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2017年2月2日

幻想の異国を漂う、ジャパンインディーの異端児

ピロカルピン幻聴と幻想の現象日本のオルタナティブロックバンド、ピロカルピンの2nd。スピッツ草野マサムネに絶賛されたり、100円シングルのリリースを行ったりと話題を集めていた頃の作品である。The CureなどのUKオルタナの影...

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2017年1月12日

恨みと怒り、悲観と諦観、轟音と静寂の間で

きのこ帝国渦になる東京の4人組バンド、きのこ帝国のインディーズ1st。最近ではまた違った音楽性を模索しているようであるが、この頃はポストロック、シューゲイザーの影響を受けた轟音オルタナな楽曲を中心にプレイしていた。Gt...

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2017年1月6日

夜会がなくとも、情歌に人は寄り添い、踊る

草東沒有派對醜奴兒新年最初の更新です。 年末のコラムを読んでくれた人は察しがつくアルバムだとは思いますが、僕が去年の10枚に挙げておきながら、レビューをしていなかった痛恨の一枚です。 台北を中心に活動し、日本でほとんど...

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2016年11月30日

和製オルタナの第一人者、ポップに褪せた日々を描く

dipSUPERLOVERS IN THE SUN日本のオルタナティヴ・ロックバンド、dipの1997年発売のシングル。切れ味の鋭い轟音サウンドで日本のオルタナティヴロックを牽引してきた彼らだが、この時期はどちらかというと攻撃性や轟音は息を潜め、空虚...

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2016年11月17日

ニヒルなサイケデリック、鮮烈な脳内ループへ

ハシグチカナデリヤその名はハシグチカナデリヤ2017年1月にメジャーデビューが決定した、ハシグチカナデリヤのインディーズ1stアルバム。ループマシンを巧みに利用した重厚でサイケデリックで切れ味が鋭いサウンドと、独特の色気を放つ歌声、佇まいが特徴...

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