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2016.05.13

Saosin

SAOSIN

スクリーモのニュー・スタンダードを築きあげた、瑞々しい声と叫び

2016.05.11

惑星アブノーマル

何でも無い凶器

プログレッシヴに動顚する狂気、緋色の地下室で

日本の二人組ユニット、惑星アブノーマルの1stミニアルバム。いろいろな一面を持つ彼女たちであるが、このアルバムはその中でも狂気的な一面を切り取っており、コンセプトアルバムと言ってもいいかもしれない。ボーカル・アレックスたねこのインパクトたっぷりな歌唱やおどろおどろしい世界観が目を引くが、音楽的にはキャッチーで、音大出身ということもあり楽曲構成にも凝った一面が見られる。

2016.05.06

Tiny Moving Parts

Pleasant Living

90’sエモ通過型ポストハードコアの一つの到達点たる、輝く一番星

2016.05.05

でんぱ組.inc

GO GO DEMPA

シンデレラストーリーが完結した今、6人の向かう先は何処か

2016.04.30

柴草玲

うつせみソナタ

とうとうと、湧き出す情感は岩へと染み入る

2016.04.27

Kid Astray

Easily Led Astray

オスロの空気感をパッケージング、ハッピーに昇華した至福のダンスポップ

ノルウェーはオスロ出身のインディーポップバンド、Kid AstrayのEP。北欧らしい澄んだ低温感あるサウンドで奏でられるダンサブルなシンセポップ。静かに齎される高揚感と幸福感には、まさに北欧人のセンスというか、彼らがノルウェーで吸いこんできた空気そのものが感じられる。メロディやシンセのフレーズがキャッチーなのも評価点。

2016.04.22

Gulfer

What Gives

カナダ発!メロディックタッピングエモの最新型

2016.04.20

ALL GIRL SUMMER FUN BAND

2

生き急ぐ少女の為のTwee SoundTrack

インディーギターポップに何を求めるか。自然と心踊る様な楽しさだろうか。それとも切なくも瑞々しい青春の煌めきだろうか。どちらにせよ、この"ALL GIRL SUMMER FUN BAND"という名前、この名前自体にインディーポップの素晴らしさが詰められているような、そんな気はしてこないだろうか。

2016.04.15

Deafheaven

New Bermuda

やがて漆黒へと至る三点地帯には、海割れと共に光が落ちる

一昨年の初来日も記憶に新しい、"Blackgaze"と形容されるポストブラック/シューゲイザーサウンドで、轟音飽和的陶酔の渦へとリスナーを引きずり込む、5人組バンド、Deafheaven。

2016.04.13

Contrary Parade

アイネ クライネ リヒトムジーク

「あ、音楽っていいな。」を与えてくれる極上のポップスアルバム

大阪出身のひとりユニット(?)、Contrary Paradeの2013年リリースのアルバム。現在は活動拠点は東京である。もともとはバントとして活動していたが、2012年よりピアノボーカルたなかまゆのみを正規メンバーとしての活動に移行している。公式HPのプロフィール欄には『あなたも聴けばきっとこう言うはず。「あ、ふつうにいい。」』と書かれている。これは少しの謙遜と共に、普遍的な、しかし良質なポップスを作り上げていることに対する自負でもあるだろう。