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2015.06.20

田中茉裕

小さなリンジー

感情と危うさとピアノと歌

感情をストレートに吐露するような、ある種むき出しな危うさを持ち、それでも力強く歌う田中の歌声。聴きようによっては子供っぽくも聞こえるその歌声は、若さゆえの衝動を感じる歌詞ともピッタリとマッチしている。田中の持つ危うい感情の揺れに、こちらまで感情を揺らされること必至だ。

2015.06.19

bicycles for afghanistan

Возвращение домой (homecoming)

ブルースカイ・エバー・エバーグリーン

ロシアはモスクワで活動する4人組ポップパンクバンド、bicycles for afghanistanの ep。

2015.06.17

the vanities

1+1=26

ノイズに彩られた非日常への抜け道

栃木出身の二人組インディーロック・ユニットthe vanitiesが、ネットレーベル「Ano(t)racks」からリリースしたEP。

2015.06.16

blgtz

同時に消える一日

危うすぎたディストピアの絵画的鳴動

日本のオルタナの最深部を一直線に進み続ける、孤高のDIYアーティスト、田村昭太によって繰り出される重厚で荘厳なる音世界。

2015.06.13

住所不定無職

JAKAJAAAAAN!!!!!

色物の皮に隠れたポップ確信犯

住所不定無職の1stミニアルバム。とはいっても、これ以前にフルアルバムを一枚リリースしている。住所不定無職の1stミニアルバム。とはいっても、これ以前にフルアルバムを一枚リリースしている。

2015.06.12

Frameworks

Loom

90’sエモ通過型ポストハードコア新世代の幕開け

激情、スクリームなど、重い要素を多く持つ音楽性ながら、ともすれば清涼感さえ感じるようなソングライティングは見事の一言。

2015.06.10

ホフディラン

Washington.C.D

ポップの中で相反する二つの個性

シン・ワタナベイビーと小宮山雄飛、二人のソングライター兼ボーカリストからなるポップユニット、ホフディランの2ndアルバム。フォーク、ロックンロール、ブルースなどを愛し忌野清志郎を敬愛するベイビーと、BLURなどのUKロックを愛する雄飛。

2015.06.09

Caravels

Lacuna

滴る血、襤褸をまとった叙情的惨劇

アメリカはラスベガス出身のポストハードコア、スクリーモバンドCaravelsのデビューフルレングスとなる作品。

2015.06.07

GO!GO!7188

569

楽しくて、ちょっぴり虚しい日々の話

日本のスリーピース・バンド、GO!GO!7188の6thフルアルバム。結論から言えば5thアルバムの路線を引き継いだアルバムであり、3rd~4thの様なグランジ的楽曲は変拍子を取り入れた#8程度にとどまっている。

2015.06.05

アライヨウコ

波打つ果てまで

溢れる生活、雨、海

東京を中心に活動するシンガーソングライター、アライヨウコの1stアルバム。エモ、インディーをしっかり下敷きにした大きさのあるメロディと透き通った歌声はまさに波音のように、聞く人の心を揺り動かす。