0年0月

2015.06.03

2:54

Scarlet EP

何処までも深く、救いのない場所で

音楽的にはドリームポップ、シューゲイザー、ポストパンクなどの影響を受けた退廃的な曲が特徴であり、非常に暗いアルバムになっている。

2015.06.02

The HAARP Machine

Disclosure

インテリジェンスとオリエンタルの飽和的融合

正統派スメリアンとでも呼べるかのような、グロウル、シャウトとハイなクリーントーンを使いこなすボーカルに、シタールや琴、など、中東要素を大胆かつメロディアスに取り入れられた楽曲が融合することで、レーベルの中でもオリジナリティを確立している。

2015.05.30

SCARLET

Addicted to Love

愛の裏側にある儚さと虚しさ

音楽性としては男女ツインボーカルのオルタナティブ・ロック。空間系エフェクターを利かせた浮遊感ときらめきのあるギターに、それをがっちりと支える土台となるリズム隊の絡みが心地よい。

2015.05.29

Arms And Sleepers

Matador

セピア色の記憶、傾ぐ郷愁の果て

アンビエント、トリップホップ、スローテンポ、ブレイクビーツなど、彼らの音楽はそれぞれの要素を見事に融和させており、名前を変え継代されてきたそれらの音楽性を、フォーキーな味付けにより、美しく情感にあふれたものへと統合した。

2015.05.27

geek sleep sheep

nightporter

めくるめく轟音に彩られた一夜の夢

MO'SOME TONEBENDERの百々和宏(Gt.Vo)、凛として時雨の345(Ba.Vo)、そしてL'Arc〜en〜Ciel、acid androidのyukihiro(Dr)という豪華なメンバーで結成されたgeek sleep sheepの1stフルアルバム。シューゲイザー、ニューウェイヴ、オルタナティブロックをベースにしつつ、インディー・ポップ的な質感の楽曲もあったりと、メンバー3人のパブリック・イメージから考えるとやや意外かもしれない。

2015.05.26

Xinlisupreme

4 Bombs

割れたステンドグラス、壊れた賛美歌

再生ボタンを押すと同時に溢れ出す圧倒的物量、情報量のノイズと、切なく流麗な旋律の暴力的なコラボレーションにより織り成される壊れた物語。

2015.05.23

BUGY CRAXONE

ナポリタン・レモネード・ウィー アー ハッピー

やりきれなさを受け入れた先の幸福

楽しげなコーラスがやたらと多く、ライブ映えする楽曲達からは、結成から15年以上経ってもまだ全国のライブハウスを巡っている彼らの自負すらも感じる。また、色々な方向性を経由してきたキャリアの長いバンドだけあって、ノリがいいと言っても一筋縄ではいかない。

2015.05.22

paionia

さようならパイオニア

さようなら今日という日のわたし

まさにWeezerからの影響を隠そうともしないオルタナティブでルーザーなサウンドは、イントロから僕らに眠る負け犬精神を凄まじくほじくり出し、僕らの膝を折らせ、嗚咽させる。

2015.05.20

カーリーズ

エチケット

センチメンタルでレトロな空想少女達

昭和歌謡的な香りが充満しているメロディはどこから切り取ってもキャッチーで、一度聴いただけで耳に残るメロディばかりだ。レトロっぽさを随所に織り込んでくるアレンジセンスも素晴らしい。

2015.05.19

mimic#9

9つの妄想

へそ曲がりによる9つの世間話たち

九州は福岡のマス的歌モノバンド、mimic#9の自主制作による1stフルアルバム。